世帯年収から計算する「住宅ローンの返済額」
ステップ① 毎月いくらなら返していけるか?
住宅ローンの返済額は、家計の負担にならない金額に設定するのが鉄則です。
その金額を簡単に知る方法をお教えしましょう。
世帯年収からの返済額の目安を推測する
住宅ローン返済額の目安は、一般的に返済負担率(年間返済額が世帯年収に占める割合)年間が25%以内なら安心と言われています。
その場合の返済の返済額を例示したのがこちらの表です。
表を見て「こんなに払えない」という人は、家計の見直しをして無理なく増やす方法を考えてみましょう。
「もっと払えそう」という人は、引き続き積立貯蓄などをして、教育費などに備えるか、家の予算を増やすかをよく考えて決めましょう。
ステップ② いくらまで借りられるのか?
返せる住宅ローンの返済額から、安全にいくら借りられるかをチェックしてみましょう。
上で出した金額をもとに目安票を使って借入額を導き出しましょう。
毎月の返済額(横軸)とボーナス時の加算返済額(縦軸)の交わる部分が借入額になります。
たとえば、毎月返済額9万円、ボーナス時加算返済額5万円の場合、借入額の目安は両方の交わる3,370万円になります。
これは、世帯年収およそ500万円以上の家庭なら返済負担率25%以下になるのでいちおう安全な計画になるはずです。
<例>
9万円x12か月+5万円x2回=118万円
118万円/500万円=23.6%
ステップ③ 頭金としていくら用意する?
家を購入する際、頭金を用意できれば、住宅ローンで借りる金額が少なくて済むので、返済も楽になりますよね。それでは、頭金はいくら用意するのが良いのでしょうか?
貯金から差し引くのは予備費と諸費用
マイホームを建てる際に貯金してきた全額を使ってしまうと、 病気などの万が一に備えられません。
そのため、貯金のうち、半年から1年分の生活費に見合う程度の金額を、“生活予備費”として手元に残しておいたほうが安心です。
そのほかにも今後3年以内に大きな出費が予定されている場合(教育費とか)は、それの備えも必要になります。さらに、家を建てるときには、諸費用もかかってきます。
貯金から、生活予備費と諸費用を差し引いたお金が頭金として使える金額と考えましょう。
ステップ④ ローン借入額と頭金がわかったら、あとは簡単!
マイホームのおよその予算がわかったら、その夢を実現するためにお店に行って、より詳しい資金計画を立ててもらうとより安心です。
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